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2008年7月

2008年7月30日 (水)

成功とは自分を変えるということ

例えば、今こうして生きているのは、ボク自身がそう願った結果からなのだろうか。この場合の「生きている」というのは、息を吸ってはいて、という意味ではなく、40歳という年齢に達した今、こうして何回かの転職を経て、仕事をして、家庭を持ち、家のローンを抱え・・・という意味のことだ。ボクはこういう人生を歩もうと思っていたのだろうか。
自分自身でまだその答えが見つかったわけでも、納得しているわけでもないのだが、少なくとも、自分の今まで生きてきた過程が原因となり、今という結果が生まれているのかもしれない、ということを考えさせられる機会となったことは認める。
そういう思いを巡らされたきっかけとなった本が「原因と結果の法則(ジェームス・アレン著)」だ。オーディオブックで聴いたので、実際には音として記憶している。

― 「私達は考えた通りの人間である」、
「心の中の思いが私達を作っている」、
「『環境』は『思い』から生まれる」、―

―人間は環境を変えることには積極的だが、自分自身を変えることには消極的である。環境がなかなか変わらない理由はここにある。―

環境を変えなければ・・・。という言葉はあちらこちらでよく聴かれると思う。ところが環境を変えるのではなく、自分を変えるというのだ。「自分」=「原因」であり、「環境」=「結果」ということになる。なるほど、結果を変えようとしたって変わるわけはない。原因となる根本的問題を変えることで結果が変わる。つまり、自分を変える。

また、結果には成功と失敗の2種類がある。どちらに当てはまるのかは自分次第だ。失敗だと思うのであれば、次に成功するように努力することだ。つまり、自分を変えることだ。「原因と結果の法則」では、成功についてこうも言っている。

― 成功を願うのならば、それ相当の自己犠牲を払わなければならない。―

自己犠牲とは、現状の自分に満足するのではなく、今までの自分を変える、ということに他ならない。好きなことだけする、できることだけする、だけでは自分は変えられない。成功するとは今まで出来なかったことが出来るようになるということと同義だ。だから出来ないことを出来るように努力するという、自己犠牲が必要となる。

例えば、子どもを例にとると、どうしても2桁以上の掛け算が苦手だとする。その子どもはその苦手な2桁以上の掛け算を出来るようになりたいと思っている。ではどうするか。願うだけでは出来るようにはなれないことぐらいは子どもでも分かる。そこで、好きなDSをやる時間を減らし、計算ドリルを毎日欠かさずやる。1ヶ月それを継続するとする。やがてその子は2桁以上の計算が苦手ではなくなり、スイスイと計算ができるようになる。この好きなDSをやる時間を計算ドリルをする時間に充てるということがその子にとっての自己犠牲なのである。その自己犠牲の結果、成功が積み重なる。

― 成功する人=自分の人生に納得できる人 ―

そういえば、唐突だが、前回引用した書籍「ガルシアからの手紙」にも成功についてこう記されてあった。

― 賢い人とは、他人の失敗から学び取り、愚かな人は、自らの失敗からすら何も学ばない。 ―

また、数年前に読んだ「Letters To Me(アレックス・ロビラ著)」にも成功について、書かれていたことを思い出した。何かの引用だったのだろうか、とにかくボクはこの言葉を、今でも続けている日記帳の端に当時記してあったのだ。

― 「勝者とは、成功を伴侶とし、失敗を友人とできる者のことである」失敗から、人は力強い根を張る道を選ぶのでしょう。―

ボクは、「失敗してもいいんだ、友達になれる失敗なら」と変に気が楽になったことを思い出した。もちろん、それには自分を変えるという努力が必要とされるのだが。

感謝。

2008年7月22日 (火)

何とかする

「何とかする人」=ガルシアに手紙を届けられる人。
「ガルシアへの手紙(エルバート・ハバート著)」をオーディオブックで聴いてみて、一番印象に残った言葉がこの、「何とかする人」という言葉だった。

ガルシアとは、キューバをめぐって勃発したアメリカVSスペイン戦争の時の反スペイン軍のキューバの将校だ。当時のアメリカ大統領が早急にそのガルシアと連絡を取らねばならなかったのだが、郵便も届かないような山奥にそのガルシアはいたという。普通では連絡を取ることができない。しかし、絶対にガルシアと連絡を取り合い、協力してもらわねばならなかった。そこで呼び出されたのが、ローワンという男。
このローワンは命令を聞くや否や「分かりました」とだけ告げ、「つまらない質問」は一切せずにそこをすばやく立ち去り、途中命が危うくなりかけようとも、立ち上がり、見事ガルシアに大統領からの手紙を届けたのだ。
「つまらない質問」とは、「ガルシアはどこに?」とか「ガルシアはどんな人間?」とか「どうやったらガルシアに会えるのか?」などといった類の質問だ。
ローワンは何とかした。自分の力で何とかしたのだ。

何とかするその力こそがその人の持つ本当の力だと思った。つまり自助力だ。他人に頼らず、他人のせいにしないという意味だ。どんなに困難な仕事であっても、何とかする、何とかしようと最大限の努力をするのだ。そうい姿勢が人を呼ぶのだと思う。それが最初から人任せでは、人はそこには来ない。それは当事者意識が薄いということでもある。目の前のある事柄について、自分がすべきことにも関わらず、それでも当事者意識が薄いということは、その人の存在自体が薄い。
「何とかしてやろうじゃねえか」そういう気持ちを持ち続けたい。
一生懸命考え、一生懸命行動する。脳と身体に汗を掻くのだ。

つい先日担当したある有名人の講演会開催がまさしくそうだった。
時間は少ししかなかった。その少しの時間でゲストをブッキングし、告知プランを考え、実践し、集客しなければならない。また、講演会の内容自体も考えておかなければならなかった。誰と組むかもだ。その時ボクが思ったことがこの「何とかしてやろうじゃねえか」だった。一日の時間の中で少しでも時間が空けば、近隣の店や会社に炎天下の中、自転車でチラシとポスターを配りにも行った。考えて作って準備する。もちろん一人でできるわけではない。協力者もいた。やはり汗を掻いている姿を見てくれたのだと思う。逆の立場だったら、ボクもきっと汗を掻いている人に協力することを厭わないだろう。
この講演会を聴いてくれたお客様から「よかったよ。」といってくれただけで、この仕事を引き受けてよかったと思った。
それで失敗したら反省すればよい。命ある限り反省できる。

「何とかなる」は傍観者、人任せで人や世間のせいにする者。
「何とかする」はガルシアに手紙を届けられる者、つまり世の中から必要とされる者のことを言うのだと思う。

感謝。



2008年7月10日 (木)

行動

「史上最高のセミナー」をオーディオブックで聴いた。FeBeでの本の紹介にもあったように、セミナーというからには読むよりも聴く方が相応しいということは本当だった。この「史上最高のセミナー」の著者である、マイク・リットマン(共著者:ジェイソン・オーマン)は、アメリカの自己啓発ラジオ番組のパーソナリティ。本書ではこの番組にゲストとして招かれた9人の偉大なる成功者たちのサクセスストーリーが、番組内でマイクとの軽快なトーク形式で語られたままに、収められている。
数ある名言の中で、今のボクにピタッときたものの1つは、1-800-flowers.comの創業者、ジム・マッキャン氏の言葉でもある、
「思考プロセスを支配しているのは自分自身。行動するかしないかは全て自分自身の責任なんだよ」
行動は思考から生まれる、と思う。どう考えたかによって、次の一手が決まる。いくつかの選択肢があるならば、どれをどういう経緯で選んだかという思考プロセスによって、行動が決まる。それは、成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。でも、成功するためにとった行動であるならば、それは成功するのではないか。成功するか、失敗するか分からないような行動であるならば、最初からその行動は選ぶべきではない。成功するために、どう行動するのかという思考プロセスが大事なのだ、とボクはジム・マッキャン氏から学んだ。

また、「行動」という観点からは、チョコチップクッキーの会社「フェイマス・エイモス」を立ち上げたウォリー・“フェイマス”・エイモス氏は、
「初めからでも終わりからでも途中からでもいいから、行動を起こすんだ」
と説いている。
ただし、
「自分のアイディアに情熱を持ち、愛する」
ことが必要であり、その信念に基づいた行動であるべきだという。
行動さえすればよいということではないのだ。

そして、世界的大ベストセラー「こころのチキンスープ」の著者・ジャック・キャンフィールド氏(共著者:マーク・ビクターハンセン)は、
「世の中は考えにではなく、行動に報いる」
と説く。
何のための行動なのか?それは自分自身がどうなりたいのかという目標を実現させるための行動である。成功するための行動。

アメリカの偉大なるカリスマメンター、ジム・ローン氏はこう語る。
「何を手に入れたかではなく、どんな人間になれたか」
「億万長者になることを目標にするのは、そうなることによって自分自身がどうなるのかということが大事だからだ」

何を持っているかではなく、それを持っている自分自身がどんな人間なのか。だから、手に入れることが目標ではなく、それは自分自身がどうなるのかという実現のための手段であるということだ。

同じ意味のことを、前述のマーク・ビクターハンセン氏も言う。
「どれだけ大きなパイを取るのかではなく、どれだけ大きなパイを作ることができるか、だ」
手に入れることではなく、作り出すことこそが自己実現。
その方がスケールも大きいし、夢がある。

共通して言えるのは、自分自身がどうなりたいのかを明確にすべきだ、ということとその思いの度合がケタ違いに大きいということだ。そしてとことん考え、成功するための方法を見つけ出す。だから行動に起こせるのだ。

どうなりたいのかという目標とその道筋、プロセスのドラマ化「自分劇場」
監督:自分、脚本:自分、主演:自分。

感謝。

2008年7月 7日 (月)

思考と脳に関するアレコレ 「フレームワーク」と「2×2」

― フレームワークとは、現実を観察する方法を構成する仮定、概念、慣行の集まり ―
― 何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、考えやすくするもの、覚えやすくするものがフレームワークという考え方です。 ―

― フレームワークをたくさん持つということは、頭の中でさまざまな情報を処理し、判断し、意思決定を行う際に、その場に応じて最適な道具を使えるということです。 ―
(『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)より引用)

本書にはフレームワークがいくつも紹介されている。知っているものがいくつかあった。「マーケティングの4P」や「戦略の3C」、「PDCAサイクル」などなど、おなじみのものがけっこうある。こういうものがフレームワークというものだったのか。5W1Hまでもがフレームワークにある。フレームワークとは知らずに使っていた。


つまりフレームワークとは言葉、考え方の公式みたいなもので、これらを数多くマスターすることが、頭の引き出しを多く持つということになっていくのだろう。引き出しは3段より5段、8段、ワードローブ並みにあった方がいい。フレームワークを多く持ち合わせていると、自分自身の考えや行動のふり幅が広がる。

また、本書ではビジネス思考力を高めるための力として、「論理思考力」を挙げていた。
論理思考力を身につけるための基本として、MECE(もれなく、だぶりなく)に分類するクセをつけるとある。
そういえば初めてMECEという言葉に出会った時、何度か仕事でやってみた。最初の何回かは、とても歪な形になってしまった。ダブリがたくさん出た。モレだらけだったと思う。何度かやっているうちに、これはプレゼンのシナリオを作るためのものだと気づいた。(遅い!)だから、導入したいと思っている顧客管理システムについてや初めて出稿する媒体やら、映像の制作物やら、経営陣を説得するためのシナリオとしてこのMECEをいくどとなく活用した。成功したこともあったが、正直あまり上手くいかないなーと思っていた。

― 2×2のマトリクスから、MECEをつくる ―
― 最低限、2×2に整理する、あるいは既存のMECEな切り口を使って整理する ―

(『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)より引用)

それなら明日からでも出来そうだ。慣れもしないうち、はじめからMECEでいこうとしていたから、MECEを作ることが目的みたいになっているような気さえして、しばらく遠ざかってしまっていたけど、この2×2なら、そんなに時間もかからない。

もちろん自分自身で理解するための思考方法であることには違いないが、それだけでは不足だ。僕らはビジネスパーソンだから、相手とコミュニケーションをとらなければならない。相手とコミュニケーションをとるということは相手に自分を、自分の考え方を理解してもらわなければならない。また相手を理解することに努めなければならない。そのための思考力であり、その思考の過程、思考プロセスが大事なのだと思う。

ある課題について、『ザ・ゴール2 思考プロセス』にあった、UDE=好ましくない結果を列挙し、この2×2に分けられたら、どうだろう。さらに思考が進むかもしれない。つまり、あるUDEは、この2×2のマトリクスの中では、このマスに位置する事柄だと分かるだけでも、整理しやすくなるかもしれない。

最近、忙しいと嘆いていないで、そういう時こそ頭を整理すべきなのだ。そう、ボクのことだ。ボクの忙しさなど大したことはない。もっと、考えよう。仕事で疲れないようにするには、まず考えることだと思う。

感謝。

 

2008年7月 2日 (水)

思考と脳に関するアレコレ

ここ1ヶ月ばかり、思考と脳に関する知識について知ることに僕自身とても結びついているようだ。偶然でもあるような気がするし、自ら求めたことでもあるような気もする。
スタートは、『ザ・ゴール2 思考プロセス』(エリヤフ・ゴールドラット著/三本木 亮 訳)で思考プロセスを知ることから始まり、『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)でさらに思考について分かりやすく噛み砕いた。さらにFebeのオーディオブックで、『ブレインハックス―人生を3倍楽しむ脳科学』(佐々木正吾 著)をダウンロードし脳の特性や働きを垣間見ることができ、今日受講したある企業セミナーでは、脳の構造化により思考パターン、行動パターンが出来上がるということを知った。
たとえば、「ザ・ゴール2」ではこういう思考プロセスがあるということを本書から知った。

― <前提条件ツリー>(Preerequisite Tree) 
思考プロセスの「どのように変えればよいか(How to cause the change?)を考えるための手法で、目標を達成する過程で発生する障害(前提条件)とそれを克服する中間目標を展開する。 野心的な目標を達成しようというのに、なぜ障害を列挙することから始めるのか。逆効果と思われるかもしれない。 目標が大きい場合、自然と最終目標に達するための中間的な目標が生まれてくる。~列挙した障害1つ1つについて中間目標を設定すればよい。中間目標がすべて出揃ったところで、今度はこれを計画に変える作業に入った。
同時平行して達成できる中間目標はどれとどれか、きちんと順に並べて達成しないといけない中間目標はどれか、見極めなければいけなかった。―
(『ザ・ゴール2 思考プロセス』(エリヤフ・ゴールドラット著/三本木 亮 訳)解説及び本文より引用)

あくまでも目標があることが大原則だ。その目標を邪魔する障害を列挙→その1つ1つの障害をクリアするための中間目標をそれぞれ設定→中間目標を実現可能な計画に変えていく、といった思考プロセスを踏む。この前提条件ツリーを実践するためには、その前に基本的な思考プロセスを踏まなければならない。

肝心の目標を設定するためには、<現状問題構造ツリー>で現状の問題点(好ましくない結果=UDE:Undesirable Effects)を列挙し、因果関係を見つけ、根本的問題を発見する必要がある。その根本的問題を解決することこそが目標だ。

そして、次のステップとしては、<雲:対立解消図>によって、その根本的問題の原因となっている矛盾や対立(コンフリクト)を解消する。

さらに、矛盾やコンフリクトを解消したらどうなるかを<未来問題構造ツリー>を使って検証する。

その際に、新たに発生するマイナス面の問題<ネガティブ・ブランチ>が浮き彫りになる。

しかし、そのネガティブ・ブランチを解消する方法として、<前提条件ツリー>で1つ1つ中間目標を設定していく。要は「つぶしていく」という感覚だと思う。

そしていよいよ最終局面として、<移行ツリー>で中間目標をクリアしていくための行動を示す。ただし、これらの中間目標や行動は、時系列に順序立てていく必要があるという。

また、思考方法についてということであれば、アマゾンで購入した“勝間本”の新刊、『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)でも、さまざまな思考力について述べられている。本書では、フレームワークについてこう位置づける。

― フレームワークとは、現実を観察する方法を構成する仮定、概念、慣行の集まり ―

― 何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、考えやすくするもの、覚えやすくするものがフレームワークという考え方です。 ―

(『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)より引用)

これらフレームワークに関することは、先の『ザ・ゴール2 思考プロセス』にも通じることであろう。『フレームワーク力』でも、「ビジネス思考力で大事なことは、結論ではなく、プロセスだ」と述べられている。

ボクの思考と脳の小旅行はまだ始まったばかりだ。

感謝。

(続く)

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