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2008年5月

2008年5月24日 (土)

なりたい自分を想像する

前のブログで、ボクなりの見解としては学ぶ力とは好きになる力だということを述べた。好きなこと、好きになったことをとことん学び続けていくことで得た多くのスキルが、自分自身を高く大きく成長させていく糧となる。
東京ガスで社内ベンチャー「西山経営研究所」を設立した、西山昭彦氏はこう語る。
― 会社の中で自由にやりたいことを実現するためには、この「やりたいこと」の中身が重要です。1つは「やりたいこと」が本当に好きなことかどうか。もう1つは「やりたいこと」を自分で提案できるかどうかです。 ― (「日経ビジネス Associe 5/20号」より引用)

仕事の中には、やりたいこと、やりたくないこと、好きなこと、嫌いなこと、できること、できないことが混在していて、気がつくと、自分がどう思うかという以前の問題で、ただひたすら目の前のことの対応に追われてしまっていることが少なくない。昨日もそうだった。急遽入った午後の会議の資料作りに午前中いっぱいかかってしまっていた。目標はとにかく作り終えることのみだった。自分がプレゼンする案件だったからまだ救われるが。でもそれはボク自身が決めたことではなかった。

さらに西山氏は、会社で自由を手に入れるために知っておくべきこととして以下のようにも教えてくれている。

― 1つは自分の持つ専門スキルが会社の中で一番であること。2つ目は、会社に利益をもたらしていること。3つ目は、その分野が自分に一番合っていることです。―(同誌より引用)

この3つの条件があってはじめて、「ああ、その件だったらあの部署のアイツが一番詳しい。アイツに相談してみよう。」と、自他共にその道で認められているということになるのだろう。でもいきなり3つも条件が整うことは困難だ。だから、とっかかりとすれば、まず会社でそのことについては「一番好き」であるということから始めてみるのがいい。好きを原動力に、バネにしていくのだ。

でも、何か1つ足りなくはないか。
そう、目標だ。
いや、願望といってもいいかもしれない。
つまり自分は「どうなりたいのか?」ということだ。

同誌にも紹介されていた、

― 素晴らしい仕事をしたいなら、選択肢はただ1つ、あなたがすることを愛するしかない。」
―(スタンフォード大学卒業生に向けた、スティーブ・ジョブス氏のスピーチより)

このことは、「こうなりたい、こうしたい。」という自らの心から沸き出てくる強い感情によって愛することができるのだと思う。

今のボクにとって一番必要なことだ。

感謝。

2008年5月20日 (火)

「学力」=「好きになる力」

ボクが本を読む理由って何だろう、と考えてみた時に、それは、「学び」を学ぶためではないだろうか、というところにたどり着いた。ボクがここでいう「学び」とは、いくつかある。
1つは、学ぼうという意欲。人間学ぼうと思わなくなったら、脳も心も、もしかすると身体まで一気に衰えてしまいそうな気がする。その学ぶ意欲を持ち続けるためにも本を読む。
次 に知識、ノウハウを知るため。インプットだ。その時々で、身につけなければならない知識、身につけたい方法は違うだろうが、まず活字から入っていくことで ボクにはスムーズに頭に入っていく。本を読みながらも、WEBも併用するのだが、WEBだけだと読む」というよりも「見る」方にどうしても「比重がかかっ てしまう。
そして、さらにもう1つは、身につけたことや感じたことを今後の自分にどう活かすのかということ。つまりアウトプット。それはそれで間違ってはいないはずだけど、ボクはまだまだきっと軽い。

― 「本当に対象のことが好きなのかどうなのか、とにかく相当勉強してみないとわからないんだよ」 ― (「私塾のすすめ―ここから創造が生まれる」 斉藤孝/梅田望夫・著 <以下、私塾のすすめ> 梅田氏の言葉から引用)

例えば学ぶ意欲とはどこから来るのだろう。きっとそれは学ぶ事柄が「好き」だからこそ意欲がふつふつと無限大に広がってくるのだろう。「仕事だから・・・」とか「人に言われたから・・・」では意欲も低い。いや、理由が仕事であったとしても、人から言われて渋々だったとしても、きっかけは何であれ、その対象の事をだんだんと好きになっていければよい。でも、好きになるためには、梅田氏の言うように相当勉強しないと判断できない。

― とにかく、仕事の対象への愛情がないとサバイバルできない。いやいや仕事している、長時間やるのが苦痛だという仕事では、これからは競争力が出ない時代なのだと思います。―(「私塾のすすめ」 梅田氏の言葉から引用)

今のボクの仕事、やっていてどうなのだろう?スキ?キライ?オモシロイ?ツマラナイ?どれも今はピタッとは言えないけれど、好きになっている途中段階だということだけは言えそうだ。それはまた好きになろうと努力しているということでもある。初めから好きであれば言うこと無いのだけれど。いや、きっかけは好きだからだったはずだ、確かに。でも今思うと、その好き度合が足りなかったのだろう。言い換えれば、腹の決め方が甘かったということだ。

「好き」になるためには、その対象をよく知るということが挙げられると思う。好きになるためには相手をよく知るということ。知れば知るほど好きになる。まるで恋愛だ。でも根っこの部分は同じだと思う。そうやって、知り続けること、その結果好きになること、学び続けることでどこまで好きになれるのか?それをボクは勝手に「好きになる力」と呼びたい。

知識がつき、好きになれば、行動にも変化が起こる。今までのやり方を改め、新しいやり方を試してみたくなる。それで結果が良ければ、学ぶ力にもさらに加速がつく。好きになる力も拡大する。そのように、行動を伴う本の読み方をしていきたい。

感謝。


2008年5月16日 (金)

破壊

もしかしたら、Googleは破壊しようとしているのではなく、僕らユーザーに破壊させようとしているのではないか?
何を破壊させようとしているのか、それは生活習慣や仕事習慣、時間の使い方など、今まで良しとしてきた今までの自分のやり方をだと思う。
それが、ボクが「グーグルGoogle 既存のビジネスを破壊する」(佐々木俊尚著)を読んだボクなりの仮説だ。

グーグルニュース、グーグルマップ、Gメール、グーグルブックサーチ、そしてグーグルベース・・・。当たり前だが、これらを使うか使わないか、使うとしたらどう使うのか、それは全てユーザーに委ねられる。
グーグルニュースでは、例えばアメリカの一地方で発行されている発行部数何千部の地方新聞も全世界で読むことが可能となった。誰が読むのかといえば、ボクらだ。
Gメールは、1GBもの保存容量があるウェブブラウザ上で動くメールサービスだ。これはボク自身も使っている。グーグルマップでは、マウスでクリックしたり、ドラッグしたりしながら、拡大・縮小、上下・左右、写真と地図の入れ替えなど自由自在だ。それらソフトはボクらが使う。ボクはこのグーグルマップが大好きだ。仕事中でもつい見てしまうクセがあるほどだ。グーグルマップに静かに興奮しているといった感じだ。

そして、これらのサービスは無料で提供されている。Googleがボクらの目の前に現れてくれたのだ。
全世界でとてつもなく多くの人間達がこれらGoogleのサービスをいわば熱狂的に利用し、今までの自分たちのやり方をいとも簡単に破壊していった。その行動は津波のようにあっという間に全世界に広がっていったのだろう。

無料だからというだけで凄いのではない。これら無料のGoogleのサービスに集まる不特定大多数のユーザーに対し、ある企業や団体(個人も)がピンポイントで広告を打つことができる、いわゆるキーワード広告「アドワーズ」や「アドセンス」の効果とクライアントの数が凄いのだと思う。効果絶大だから自ずとクライアントの数も増える。
尤もキーワード広告を最初に考えたのはGoogleではなく、Googleとキーワード広告の天下を分け合ったオーバーチュア創設者である、ビル・グロスだった。それをGoogleが「アドワーズ」として追随し、技術力で突き放す。

― Google 2005年度第3四半期決算
売上高15億7845万6000ドル、うちアドワーズ+アドセンス合計額15億5969万1000ドル、98.8%をこの2つの広告が占めているのだ。 ―

2つの広告とはもちろんキーワード広告だが、単なる検索エンジン企業だけではなく、巨大な広告代理店と呼ばれる所以だ。

今までの古い体質から脱却、古いやり方を破壊するだけの圧倒的パワーを秘めたGoogleのこのキーワード広告により、実際に今までのやり方・考え方を破壊し、そして成功を収めた。
東京都大田区の羽田空港パーキングや福井県のメッキ工場などの日本の例が紹介されている。この2社も既存の概念を覆し、それまでのビジネスの常識を破壊したからこそ、成功したのだと思う。誰が成功に導いたのかといえば、Googleのキーワード広告だ。キーワード広告による影響があまりにも大きくなってきていることから、「サーチエコノミー(検索経済」とも呼ばれている。

もう一度繰り返させて頂くと、Googleは破壊しようとしているのではなく、僕らユーザーに破壊させようとしているのではないか?破壊するかしないかはユーザーがGoogleという破壊兵器をどうやって使いこなすかにかかっている。

本書では、アメリカの調査企業IDCのレポートが以下のように紹介されている
― 「破壊的なビジネスモデルが加速することで、新たな状況が生まれる」(『2006年IT業界予測』 レポート) ―
―より大きな影響としておそらく出てくるのは、古い企業が『破壊者グーグル』に対抗するために自分自身のビジネスモデルを破壊していくという状況だろう ―

Googleは確かに「破壊者」だと思う。Google自身も自らの力でIT業界を破壊した。そしてまた、ユーザー自身のそれまでのビジネスモデルやライフスタイルを破壊するのは、ユーザーである自分自身なのである。何とかしたい、変えたいと思うのであれば、の話だが。

世界を変えていくには、まず自分自身を変えていく、つまり今までの自分自身を破壊していくことが必要なのだろう。自分自身を変えられるのはGoogleではない、自分自身だけだ。Googleがそれを身を以って教えてくれているような気がする。

感謝。

この色の文章は、「グーグル Google 既存のビジネスを破壊する」(佐々木俊尚・著)より引用。

2008年5月10日 (土)

年収1000万円

― 「インディ」とは、精神的にも、経済的にも周りに依存しない、自立した生き方です。 ―
勝間和代さん著・「勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド」では、そう伝えている。もともと女性に向けて発信されている言葉だとは思うのだが、ボクは男に置き換えてこの本に目を読んでみた。
インディと称される女性の条件として、年収600万円以上を挙げているが、これは男性に置き換えると年収1000万円だそうだ。ボクはまだ届いていない。まだボクは「インディ」な男性ではない。
以前、何年かぶりに先輩に会って飲んだ席で言っていた「俺もとうとう1000万円プレーヤーだよ。」という言葉を思い出す。
国税庁「給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者は、平成18年度において4485万人。うち男性は2745万人。この男性のうち年収1000万円以上の人は207万人で7.5%の割合だそうだ。

「勝間和代のインディ~」を読んで、愕然とした。1000万円以上の年収でないと自立した男性とはいえないということか。そしてまた、同時にこう思った、「では、どうすれば1000万円プレーヤー、すなわちインディになれるのか。」
本書によると、
― 1.じょうぶな心 2.学び続ける力 ―
がインディに導く法則だと説いている。
じょうぶな心―。つまり周りに依存しない、甘えないということだ。
本書でも、甘えとは、自己責任を取らない甘え、リスクや決断を避けようとするということと教えてくれている。会社でも責任回避、ことなかれ主義を行く者だということだろうか。
ボクが思う1000万円を稼ぐ人物像は、好きなことで仕事をしており、または現在の仕事が好きになっており、その仕事が得意であり、そしてその仕事を天職だと思え、その仕事をやりきるだけの専門的なスキルが備わり、人望もあり、故に責任を取るだけの力がある、というようにイメージする。
嫌いな仕事、大して面白くもない仕事ではなかなか自立は出来ないだろう。第一それでは成長できない。なんせ嫌いなのだから、面白くないし、力もつかない。
― 自分の力がつくことで、自然と他人に対しても余裕ができて、優しく振舞えるようになるため、周りの人から慕われるようになります。そして、周りの人が、陰に陽に、いろいろと助けてくれるようになるのです。 ―
インディは、仕事ができ、学び続ける意欲があり、他人に優しくなれ、他人から慕われるのだ。いいことばかりが身の回りに起きてくる、毎日が楽しくて仕方が無い感じだ。

ところで、何度もこのブログで繰り返しているが、ボクの願いは「仕事へのやりがい、意欲、楽しみ、達成感を手に入れる」ということだ。
そのための指針の1つとして、今の仕事にも大いに関係してくる「ネットマーケティングを極める。」ということを実践している。なぜならば50歳、つまり約10年後にも自分の仕事に生きがいを見出し、ネットマーケティングや仕事のことをキラキラと楽しそうに話す、そんなオヤジになっていたいからだ。そして、今はまだ幼い子供達にいずれは「父ちゃんカッコイイ!」といわれたい。
つまりこれが、インディな男となり年収1000万円を稼ぐということの1つのモデルなのかもしれない。
お金が全てではない、でもいいのではないか?「1000万円稼ぎたい」と思っても。

そんなインディな男を目指そうと決めたからには、勝間さんが掲げる「インディになるための6つの約束」を実行していくことだ。
― 「じょうぶな心」のために
約束1・愚痴を言わない 
約束2・笑う、笑う、笑う
約束3・姿勢を整える
「学び続ける力」のために
約束4・手帳を持ち歩く
約束5・本やCDを持ち歩く
約束6・ブログを開く ―

約束4~6は既に実践しているが、以外にじょうぶな心の方が難しい。職場でもつい愚痴を言ってはいないか?気がつけば眉間にしわ寄せていないか?知らず知らずのうちにダラーっとした姿勢で椅子に座ってPC打っていないか?最初は意識してやることだ。
誰のため?そう自分のためにだ。

勝間さんが出演する、明日の情熱大陸を観るためのよい予習ができた。

感謝。

この色は、「勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド」(勝間和代著)より引用










2008年5月 3日 (土)

「伝える」ではなく「伝わる」こと

まだ20代のころの話だ。前職でボクら若きマネージャー達が、創業者から事あるたびに聞いた言葉がある。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
つまり、本気さを伝えなければ、誰もついてこないぞ、お前は今本気か?という意味で、どんなシーンでもこの言葉を引用していたのを覚えている。頭から離れない言葉だ。
ボクはてっきりその創業者自身の言葉だとばかり思っていたのだが、第2次世界大戦で戦死した山本五十六元帥の言葉だと、日経ビジネス「Associe」に東国原宮崎県知事のインタビューの中で紹介されていた。今さらながら知った。
ある日は徹夜でボクに付き添いパンフレット作りに助言してくれたり、転勤した後も顔を合わすたびにボクに声をかけて心配してくれたりする等、ボクの人生の中で一番大きな影響を与えてくれたであろうその創業者は、70歳を手前にしてこの世を去り、やがてボクもその会社を退職した。
本気1000%の人だった。だからボクも必死についていった。
思えば、人を動かす天才でもあった。

人を動かすということでは、PRの大手の会社プラップジャパンの杉田敏社長は同誌の中で次のように言う。
― コミュニケーションとは、「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わり、どんなアクションを取ってくれたか。」つまり、伝えることの最終目的は「人を動かす」ことなんですよ。 ―
「伝える」ことはあくまでも手段であって、最終目的は相手が「どう受け止め、どう動いてくれたか」ということを教えてくれている。
周りにもいないだろうか。一方的に伝えるだけ伝えてしまったことで、それで満足してしまっている人。いえば人は(事は)当然自分のいう通りになってくれると思い込んでいる人。特に自分はできると自負している女性に多い(と思う)。
逆に、「これぐらい言わなくても分かるだろう。言わないのが悪いのではない、分からないのが悪いのだ。」と謂わんばかりの態度で接する人。特に定年間近の後があまりない世代に多い(と思う)。コミュニケーションゼロだ。

― 「プレゼンは聞き手にプレゼントを届けることです。」 ―
プレゼンテーション専門コンサルタントの田中省三さんが言う様に、言いたいことだけを一方的にまくし立てるのではなく、何を相手に届けるのか?贈り物は何なのか?相手にどんな反応をしてもらうことを良しとするのか?を意識することが大切だと痛感する。ボクにも苦い経験がいくつもあった。仕事柄自社の経営者に直接プレゼンをすることが多い。何度玉砕したことか。資料は膨大になっているのだが、結局何も見せないまま終わってしまうことが何度あったことか。きっと、決済をもらうことばかりが先行し、経営者に何を伝えたいのかということを疎かにしてしまっているのだろう。来週もプレゼンの機会があるのだが、何をプレゼントしようか。何かサプライズを用意してみようか。「伝える」ことではなく「伝わる」ことが大事なのだろう。重要なプレゼンを前に、相手の事を考えてわくわくしたいものだ。

感謝。

この色の文章は「日経ビジネスAssocie5/6号」より引用。






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