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2008年4月

2008年4月28日 (月)

日本の監督

今のボクにとって、ロールモデルともいうべきリーダーがいる。早稲田大学ラグビー蹴球部・中竹竜二監督その人だ。ちょうど前回のブログで、酒井穣さんが書かれた「はじめての課長の教科書」について書かせてもらったが、中竹監督のリーダーシップ論や組織論も、企業での課長の役割とも繋がっていそうだ。
中竹監督は、学生時代、ワセダのキャプテンとして部を率い、大学選手権準優勝の戦跡を残した。ちなみにワセダのキャプテンになる前までは、ただの一度もAチームで公式戦に出たことが無かったらしい。それでも周囲の、当時の中竹監督を推す者が多かったという。そして、クラブ日本一のタマリバクラブの創設にも関わった。ある高校でのラグビー部創設にもゼネラルマネージャーとして関わった。他も含めラグビーへの功績は高かった。にしても、あの「カリスマ」ワセダの前監督・清宮監督(現・サントリーサンゴリアス監督)の跡を任されたのだ。相当に骨の折れる仕事に違いない。周囲の誹謗中傷、部員の反発も想像以上に大きなものだっただろう。それを見事、就任2年目で大学日本一の座を奪取したのだ。そしてまた、次も日本一を期待されている。
どうしてだろう。どうしてそれができたのだろうか。中竹監督の著書「監督に期待するな 早稲田ラグビー『フォロワーシップ』の勝利」を読み進めると、たくさんのヒントがあった。
― 時代や世の中の期待に応えない。これが私の考えるリーダーシップだ。 ―
― スタイルの確立こそが、これからのリーダーに必要な条件だ。 ―

これだけを引用すると、会社や世の中がどうであろうとかまわない、自分流で行く。みたいに誤解されるかもしれないがそうではない。前述でいえば、20人の部下の20人の願うリーダー像全てに応えることは誰にもできないし、それにリーダーシップ像は画一的ではない。また、スタイルとは一貫性やこだわり、「らしさ」という事である。
以前のこのブログでも中竹監督について書かせてもらったが、「戦うべきでないものとは絶対に戦わない」という中竹監督の言葉を紹介させてもらった。ボクの勝手な想像だが、きっと中竹監督にとっての最大の戦うべきでないものとは清宮・前監督だったのではないか?つまり、清宮監督と同じ土俵には立たない、同じことをやっても負ける。清宮前監督は、周囲を圧倒させるオーラがあり、簡単に言ってしまえば「俺についてこい」タイプ(だと思う)。中竹監督が同じようにしても、同じようにはならない。だからこそ独自のスタイル「らしさ」が必要なのだろう。それは弱いからということではない。中竹監督がいうようにスタイルはナンバーワンではなくオンリーワンなのだ。
また、中竹監督は、「日本一オーラのない監督」というキャッチフレーズを自分につけることで自分自身のスタイルを確立していった。非カリスマ的スタイルの確立だ。ワセダの脱・清宮を計ったということだろう。それはまた、リーダーシップよりもフォロワーシップを発揮させるための組織作りだ。リーダーが誰であろうと、誰に代わろうとフォロワー(リーダーの周りにいるスタッフ)がしっかりしていればそのチームは絶対にブレない、潰れないという考え方だ。
そのために、中竹監督は、自分自身へのスタイルを確立させると同時に、各部員とじっくり話し合いながら、納得させながら、部員一人ひとりのスタイルをも確立させていく。例えば、フォワード(FW)の橋本という選手がいた。その彼に、同じFWでもプロップ(スクラム最前列)からロック(長身・スクラムの背骨)へと違うポジションにコンバートさせ、見事開花させた。ディフェンスのスキルが急上昇した田邊という選手を、芽の出なかったバックス(BK)のポジションのフルバックやスタンドオフからセンターへ転向させ、ディフェンス力強化に成功させた。もちろん本人達も満足してのびのびと与えられたポジションで身体を張っている。つまり、一人ひとりの得意な部分を発見し、よりさらに上を目指させ、選手も納得・満足して戦っている。チームもより強化された。
これは、一人ひとりのモチベーションの向上と維持という部分にそっくり当てはまる。「課長の教科書」に書かれていたことと同じだ。ただ頑張れ、やる気を出せ、では無い。一人ひとりの可能性を見出し、今よりももっと高みを目指せるよう、一人ひとりとじっくり話し合いながら新しいこと・新しい仕事にチャレンジさせ、そして成功させる。モチベーションの管理とはこういうことを言うのだろうと思う。
さらに、試合では、選手達にマッチ・スローガン(テーマ)を与えている。ある日の試合では「ノーラックラグビー」ラックに持ち込まず、立ったままプレーしてボールを継続させる。倒れない戦い方だ。またある試合では「連続コミュニケーション」、また「原点回帰」、「チーム・コンセンサス」などなど。試合の出来不出来は、勝ったか負けたかという点数上のことのほかに、このマッチ・スローガンの到達点も評価される。ビジネスの世界でも、プロジェクト1つ1つにマッチ・スローガンがあってしかるべきだ。ところが、テーマや課題が無いままに、やることそのものが目的になってしまうシーンのなんと多いことか。そこに重要性を見出せない、見出そうとしない上司についてしまえば、きっとスタッフのモチベーションは上がらないだろう。今までボクはどうだったのか。部下を持った経験はもちろんあるけれど、モチベーションという部分に一歩踏み込んで考えをめぐらせていたのだろうか。そう振り返ると怖い。
最後に来シーズンのワセダ、中竹竜二監督の采配に注目したい。

感謝。

この色の文章は、「監督に期待するな 早稲田ラグビー『フォロワーシップ』の勝利」(中竹竜二著)より引用。

2008年4月24日 (木)

日本の課長

課長とは、ビジネスパーソンとしてのスキルを全て持ち合わせているスーパーマンである。課長は、経営的な視点、部下の身体や心の心配をする医者的な視点、褒めたり叱ったり教えたりという教育者的な視点、表情や口調などを普段とは変えて説得にあたる役者的な視点、課や会社のムードが暗いときにはユーモアで明るさを取り戻すような芸人的な視点、部下の仕事を円滑にいくようコントロールする演出家的な視点、そして部長や取締役にとっては優秀な部下であるという視点、そんな多角的な視点を持っていなければならない。だから課長なのだ。「仕事ができる」だけでは課長にはなれない。でも仕事ができなければ課長にはなれない。優しいだけでは課長は務まらない。でも人に優しくなければ人間ではない。そこらへんが出世ができる・できないのボーダーラインなのだろう。「はじめての課長の教科書」(酒井穣著)を読んで、課長という存在がとても大きく頼もしい存在=スーパーマンになった。
その課長だが、持ち合わせなければならないスキル的なことは多々あれど、
― 課長として最も大切な仕事は「部下のモチベーションを管理する」という仕事 ―
― 部下を高業績に導くためのいくつかのスキルは、ある一点で共通しています。それは、すべてが何らかの形で「部下のモチベーションを高め、維持する」ことに貢献しているということです。モチベーションと業績に深い関係性があることは経営学の研究で証明されています。部下のモチベーションを管理できれば、課長の仕事は務まったといって過言ではありません。 ―

課長の最も重要な仕事は何ですか?という問いには、これからはスタッフのモチベーションの管理だと答えたい。一日の殆ど大部分を仕事に費やしているのだ。仕事への意欲が無かったり、低くかったりすれば、きっとつまらない人生を過ごすことになってしまうだろう。つまらない人生を過ごす人とは一緒にいたくないだろう。そういう人生を部下には歩ませないようにすることが課長の責任だというのだ。それにはまず課長自身のモチベーションが維持されていなければならないのは言うまでもない。
課長のモチベーションが低いとこうなるのだろう。
― 部下をほめることの反対は、叱ることではなくて、部下について無関心でいることです。  ―
― 部下を叱ることの反対とは、ほめることではなくて、部下について無関心でいることです。 ―

ここに一番してはいけないことが凝縮されているような気がする。無関心。良くても悪くても無関心。心が部下に向けられていない。つまり向かん心(ムカンシン)。自分に対し無関心でいられることほどキツいことはない。だからモチベーションは下がる。モチベーションが下がるとミスが増える。ミスが増え続けるとやがては業績も下がるだろう。そして部署のムードは悪くなる。さらに個々のモチベーションも下がる。負のスパイラルから逃れられなくなると、やがてはリタイヤする人間も出てくるだろう。モチベーションの低い課長の責任問題になる。ちなみにミスについてのみ関心を示す輩もいる。実際にいる。これもモチベーションが下がる。恋愛対象者からでも、好きでも嫌いでもないと告げられることほどツラいことはない。仲間内でもそうだ。
ところでボクの願いは、課長になること、ではなく、「仕事へのやりがい、意欲、楽しみ、達成感を手に入れる」ということだ。その願いを手に入れるためにはっきりしていること(=望んでいること)の1つに「必要とされている、認められていると実感している」、「成功したこと、やり終えたことへたとえ一言でも評価されるので仕事へのモチベーションが上がり、次はもっと上手くやろうと思える」という項目を自分自身に掲げている。(引き寄せの法則を読んで下さい)現在係長でもあるボクが課長になるには、仲間に対してこういう思いを届けさせることができるかどうかにかかっている。
― 昇進することにガツガツすることよりも、どれだけ多くの仲間を助け、仲間からの信頼を集められたのかを誇れるようになれれば、その人物は世界中どこでも通用するでしょう。 ―

感謝。

この色の文は、「はじめての課長の教科書」(酒井穣著)より引用

2008年4月20日 (日)

パーフェクト・サーチ

― 何かを質問して客観的な回答を得るのではなく、完全な検索をして「あなたの」完全な回答を得る、あなたの質問の文脈と意図に適した回答、不気味になるほどの正確さで、あなたがだれであり、なぜ質問したのかを知り尽くした上での回答を得る・・・・・・・。これが完全なる検索の世界である。 ―

完全な検索という概念自体、ボクはこの本、「ザ・サーチ」を読むまで意識することはなかった。世の中に「完全」などあるのか?そういう疑問を無意識のうちに持つことに慣れてしまっていたのかもしれない。でも、検索の世界であれば、「完全」に到達できるのかもしれない。そういう考えを持ってもいい。では、誰がその完全をものにするのか?グーグルである。完全な検索とは、検索エンジン自体が意志を持つこと、人間並みに思考するということなのだろう。

― 意志あるデータベースとはつまり、実施された検索、結果として出てくるリスト、たどったパスの総体である。 ―

― あらゆる欲望・要求・願望・好み・選択がクリックの大河となって殺到し、発見され、召喚され、保管され、探知され、さまざまに活用され、そしてデータベース化される。 ―

ボクが継続して検索エンジンを使い続け、そのたびごとに何かを調べたり、キーワードを打ち込んだり、質問したりしたことが、記録として残り、客観的・一般的ではなく、検索エンジン側で理解し、思考し、精度を高め続け、ボクにだけの答えを用意してくれるということなのか。ボクという人間が誰なのか、何者なのか、何を考えているのか、全てはお見通し。それが完全な検索ということなのか。

― やはり、意志を持ち、考える検索エンジンに成功するのはグーグルしかいない。 ―

ところでグーグルの最大の比較対象となるのはヤフーだが、両社には相違点がいくつかあるという。
例えば、昼食は、ヤフーは有料、グーグルは無料。ヤフーは数年前の株価大暴落で倒産寸前まで追い込まれ、挫折を経験しているが、グーグルは成功以外知らない。また、ヤフーは検索結果に人間が介在するが、グーグルはコンテンツや編集権という理念を排除する。検索のシステムに対してヤフーは人間第一テクノロジー第二、グーグルはその逆で、テクノロジー第一、人間第二だ。

ライバルがいて、そのライバルと競争があってこそ、テクノロジーを高め合うことができることだけは間違いないだろう。それはユーザーにとっては、ますます便利になっていく。検索エンジンを供給する巨大WEB企業が凌ぎを削るその間中、ボクらユーザーも完全な検索を目指し、その検索に精通していく、自ら最も欲している情報を引き出すにはどういう質問をグーグルに投げかけるべきなのかについて知る努力が必要だろう。それはつまり、自分を知ることに繋がっている。一体自分は何を知りたがっているのか。完全な検索とはそういうことなのではないだろうか。

感謝。

この色の部分は、「ザ・サーチ グーグルが世界を変えた」(ジョン・バッテル著)より引用。


 



 

2008年4月12日 (土)

「検索」の頂点

今のボクの一番の関心ごとの1つは「グーグル」である。何をいまさら?そう、いまさらだ。でも、何故グーグルは誕生したのか?何故グーグルは成功したのか?いまさらだけど知りたいし、知っておくべきだろうと思った。そして、今ジョン・バッテル著の「ザ・サーチ」をようやく読み終わろうとしている。
グーグルはラリー・ページとサーゲイ・ブリンという、当時まだスタンフォード大学大学院生だった、若き二人の天才エンジニアが創業し、数年後からエリック・シュミットという天才ビジネスパーソンが加わった、検索ビジネスの頂点に君臨する、WEB企業だ。言うまでもないが。
「ザ・サーチ」でボクにとって最も圧巻だったのは、ページとブリンの二人が、狭い大学院の寮の部屋で始かった検索プロジェクトを進めていく過程の中でたどり着いたひとつの結論、
― もはや会社を設立する以外に方法はなかった。 ―
というところだ。会社を設立する以外に方法が無いというところまでプロジェクトが成長したのだ。
梅田望夫著「ウェブ時代5つの定理」にも紹介されてあった言葉、
― スタートアップ(企業)すること以外の何も思いつかないなら、スタートアップせよ。 ―
という、シリコンバレーの投資家、ロジャー・マクナミーの言葉をすぐさま思い返した。
そうなのかもしれない。頭の中を24時間寝る間も惜しんでフル回転させ、一心不乱に動き続け、働き続け、やがて企業=スタートアップする以外選択枝が無いというところまで追い詰めるということが、結果として上手くいくのかもしれない。
ラリー・ペイジがウェブのリンク構造の研究に取りかかっていた中で、
― ウェブページを見ているだけでは、どのページからリンクしてきたのか分からない。このことがペイジは気になった。―
― サイトがバックリンク(逆リンク)を発見し、それをおおやけに宣言できるツールをペイジの手で作ることができれば、ウェブはさらに面白くなるだろう。―

ここが、グーグルの出発点だと思う。そして、ペイジの推論によると、
― ウェブ全体はおおざっぱに言って、引用と注釈の仮説に基づいている。引用とはリンクのことであり、リンクを説明するテキストは注釈ということになる。 ―
引用と注釈とは、学術論文の手法だという。
― 論文の重要性は何本の他人の論文が引用目的でこの論文にリンクしているかで決まるとされた。 ―
視点と考え方が成功への道しるべとなった。
疑問を持ち、それを解決するための手段を開発するために、好きなことに精一杯打ち込んだ結果、手狭になった学生寮を出て、会社を設立し、ブリンのガールフレンドの家を間借りし、
― シリコンバレーの新参者らしくガレージを住所にできたのだった。―
やがて、ウォールストリートにしてみれば、グーグルが投資家に媚びることなく「鳴り物入り」で上場していく。
グーグルは、会計事務所のデロイト・トゥシュが言うには、5年間で40万パーセントの成長率なんだったそうだ。40万パーセント!!??とにかく何もないところからたった5年間でアップルやMSに並んだのだ。尋常ではない。
できるだけ小さく産んで、とてつもなく大きく育てる。

感謝。

この色は「ザ・サーチ」(ジョン・バッテル著)より引用




2008年4月 5日 (土)

メモ

前回のブログでは、仕事の楽しさについて、岡島投手と城島捕手の対照的な考え方を引き合いに出させてもらい、自分の考えを述べた。自分の考えとは、「仕事は決して楽しいわけではない。でも好きになりたい、楽しくしたいと思っている。」ということ。決して楽しいというわけではない仕事をいかに楽しくするかという努力はし続けたい。このブログもそうだ。仕事を少しでも楽しくしたいという思いから始めている。また、各ツールを使いこなし、知的生産術を向上させたいという希望も、全ては仕事からやりがいを見い出したいという願いから発している。
日経ビジネスAssocie4/1号のメモテクニックの特集に紹介されていた達人達の手法も、全ては仕事を少しでも楽しく、楽に(=効率的に)知的生産術を向上させる目的のためのものだと思う。自分のやり方を持っているということは、自分の理念を持っているということでもある。
「グーグル」著者でも有名な佐々木俊尚氏は、アウトラインプロセッサーという、断片的なメモをツリー構造に階層化し、全体を把握しながら文章を編集する機能を使って、原稿を執筆するそうだ。ネットで調べてみたらアウトラインプロセッサーと名のつくソフトがけっこう多くある。ボクもこのアウトラインプロセッサーを使えば、もっと文章が上手くなるのかもしれない・・・。
内田洋行の橋本雅司さんは携帯メールでPCにメモを送る手法を取る。これはたまにボクもやる。これからはGmailをこれに組み合わせていって容易に検索できるようにすればもっと強力な武器になるだろう。
バンダイの高橋秀行さんも、携帯電話を利用、下書き機能をメモに活用している。
A4用紙をメモに活用する人も多い。
ちなみにボクが本や雑誌を読むときには、いいな、おっ!?ということが書いてある行の真上、本の紙からはみ出るように、ミニポストイットを貼り、いつでもそのページに戻れるようにしている。だから、本のしおり代わりにポストイットの束を使っている。
メモは自分の知的生産術向上のためのデータベースになるものだ。メモを取れば取るほどデータベースが蓄積されるわけだが、どうそれを管理し、どう活用するのか。(絵でも、デジカメの写真でもいいのだが)知りたいことは何なのかということが分かっていないと何をメモするのかも分からなくなる。言葉を写すこと、言葉にすること。言葉にはやはりパワーが潜んでいると思われる。
ソムリエ田崎真也氏は語る。
― 「自分の経験から言うと、五感はいったん言葉に変換しないと記憶できない。」言葉では表現しきれないものを、あえて文字で表現しようとする過程を通して、実践的な知識が身につくのだという。 ―
このブログも、本や雑誌を読んで、何がどんな言葉が心に響いたか(=メモを取ること)、そしてそこから自分がどう感じたのか(=文字にすること)の訓練なのかもしれない。

感謝。

この色の文章は、日経ビジネスAssocie4/1号より引用。

仕事・しごと・シゴト

ボストンレッドソックス・岡島秀樹投手とシアトルマリナーズ・城島健司捕手。互いに同年代でメジャーリーガー。しかもそれぞれのチームではなくてはならない戦力。この2人が、仕事に対する価値観で対照的な考え方を持っている記事が日経ビジネスAssocie4/1号に出ていたので、とても興味を持った。
岡島投手は、
(メジャーを経験して日本の野球をどう思いますか。という質問に対して)
― 選手は本当に楽しいのかなと思います。もっと楽しくやってほしい。仕事は絶対に楽しくやった方がいい結果が出るし、楽しくなかったらストレスがたまるだけです。 ―
一方、城島捕手は、
(メジャーに行って楽しんで野球ができましたか。という質問に対して)
― 僕は野球を楽しいと思ってやったことはないです。野球は仕事ですから。野球は戦いの場であり、自分の家族を支えるためにお金をもらう場所なんです。―
どちらが正しいのか、なんていう野暮な疑問はこの場合持つべきではないだろう。両者ともに球界はもちろん、大人の男としても大成功を収めた(いや、収めている途中なのだろう)人物の言葉である。それぞれに重みを感じる。
では、一ビジネスマンであるボクはどうなのだろう。
「仕事は楽しいかい?」という質問にどう答えるだろう。今のボクの心境はこうだ。
「仕事は決して楽しいわけではない。でも好きになりたい、楽しくしたいと思っている。」
そうありたい。

感謝。

この色の文章は、日経ビジネスAssocie4/1号より引用。


2008年4月 3日 (木)

ツール

遅まきながら勝間和代さんに着目し始め、「新・知的生産術~自分をグーグル化する方法」を読み、本書に紹介されているたくさんのツール、ITツールやソフトや道具など、無理のない範囲で徐々に試してみたり、試そうと思うことが増え始めてきた。
まず、実行してみたのが、インターネットに入るブラウザを、いつものインターネット・エクスプローラーからファイヤーフォックスに乗り換えた。まだまだ、いろいろな検索やらサイトなどを組み合わせたりするところまでは行っていないが、個人的な感想としては、IEが画面全体のデザインが何だか大味なのに対して,FFはスッキリしているというか洗練された印象を受ける。
― ただ、多少工夫をしている点があります。
基本的には「自分で情報を能動的にコントロールする」ということです。 ―
― 情報は各種のツールを組み合わせることで、能動的に管理できるのです。―

例えば、Gmail。これもボクはさっそくアドレスだけは取得した。でも、ボクはまだまだ使うというところまでは行っていない。勝間さんはこのGmailを情報の貯金箱と呼び、
― 通常のウェブがパブリックな補助脳だとすると、Gmailはプライベートな補助脳です。 ―
しかも当然だが検索機能はGoogleだ。最強の検索エンジンだ。
今、自分のパソコンは、公私ともにネットの立ち上がりは、FIREFOXでiGoogleだ。
Googleの通常検索は既に何年もだが、ブログ検索はまだ使ったことがない。今度やってみよう。そしてグーグルカレンダーは職場で使い始めてみた。時間を余計に大事に思えるようになってきた。
SNSのMIXIはまだ未経験。だれかに入れて欲しいと密かに願っているのだが・・・。
名刺ファイリング、マインドマネージャーはぜひともと思っている。GPSつき携帯ナビはどうかな?ボクは本物の地図愛好家で、クルマにもいまだにナビは無い。(ついでにETSもない)デジタルオーディオプレーヤーはiPodだ。まだまだ余力がありあまっている。音楽と写真と動画が収まっているが、まだまだ記録の余力が残っている。ノートパソコンはレッツノートといいたいところだが、TOSHIBA dynabookだ。携帯には不便なノートだ。大きいし重い。万歩計、体重計、心拍数計測可能のカシオの腕時計は必要に迫られていない。
使うだけではなく、大事なことは活用するということだ。そしてもっと重要なことを教えてくれている。それは、
― 情報を必ず二重化しておくこと。 ―
― 24時間稼動のシステムを自分の日常生活の情報収集の仕組みとして組み立てておく。―

例えばグーグルカレンダーと手帳でスケジュールを二重管理。そして作ったファイルは、Gmailを使って転送しパソコン本体とウェブに残す。Gmailで検索し容易に呼び出せる、らしい。ボクもそこまで使いこなそうと思う。
そして極めつけは自転車通勤だ。勝間さんは日に20キロから40キロを自転車で移動しているそうだ。ボクもかつては片道19キロを重いマウンテンバイクを駆って通勤していたことがある。どうしてやめたかというと怪我でラグビーを引退したから鍛える必要がなくなってしまったというのが表向きの理由だが、勝間さんの話を聞いていると、甘い!と一喝されそうだ。今、本気で自転車通勤を考えている。5,6キロだが楽しみながら通勤しようと思って、自転車を物色中だ。わけあって、クルマで途中まで行っているからそこから自転車に乗り換えだ。だから折り畳めてクルマに楽に積める自転車が条件だ。今は、車とバスで行っている(以前は地下鉄だったが、職場が海の近くに移転してしまい、乗り換えしないとたどり着けないバス)。何故自転車か?それはもちろん運動、健康、エコ、節約などだ。
― 集中力が続く人と続かない人の大きな違いは体力です。 ―
でも自転車通勤にすることでひとつ問題が生じる。それは今わずかな時間でもバスの中で本を読むという時間がなくなってしまうということだ。
― 目で読む読書だけではなく、音声の本、すなわちオーディオブックを補完的に使うことです。たとえば混んでいる電車の中とか、歩行中は本が読めませんので、その間オーディオブックを聞くわけです。―
解決した。自転車中はオーディオブックだ。FebeやAmazon Booksを薦めてくれている。iPod
有効利用ができる。
いろいろなツールがあるので取捨選択が必要だが、勝間さんが本で言うように
― ちょっとだけ行動を変えてみることで、結果が大きく変わることが実感できたら、それこそがコンピュータではできない、人間ならではの行動プログラムの醍醐味になります。 ―
そして、
― その行動をどうやったら苦もなく再現できるようになるのか、その仕組みを考え抜くことで、思考の訓練にもつながりますし、自分自身の思考スピードや質が高まることになります。―

どうしてそんなことをするのか、それは1%の本質的な情報をつかむということに繋がってくるからだ。そして、それは再現できるのか、ということ。それを本書は教えてくれている。
早く自転車で通勤したい。

感謝。

この色は「効率が10倍アップする新・知的生産術~自分をグーグル化する方法」(勝間和代著)より引用。


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