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2008年8月27日 (水)

「腹落ち」

― 「腹落ち」する ―

「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代・著)」のAUDIO BOOKを聴いて一番耳に残った言葉が「腹落ち」でした。
「腹落ち」するとは心の底から納得するということだと理解しています。
「腹落ち」するレベルまで理解が深まると、考え方が変わります。考え方が変わるとこれからの行動が変わります。
自分が「腹落ち」する、または相手に「腹落ち」してもらう。
その方法をこの本から教えてもらいました。いくつもの事柄が出てきましたが、すぐにでも実践できることの例としては、例えば、、

― 「何故?」を5回繰り返す。 ―
それは何故か?それは「腹落ち」するまで理解するため。

― 「それって本当?」と前提を疑う。 ―
何故か?それは「腹落ち」するまで理解するため。

― 数字を使ってコミュニケーションしていく ―
「腹落ち」するまで理解するため。

何故、言語力は比喩の力がカギとなるのか?それは人にわかりやすく説明するためであり、「腹落ち」してもらうためだから。

つまり、「ビジネス頭」とは自ら「腹落ち」する力、そして相手に「腹落ち」してもらう力だと、この本を通して感じました。
そしてフレームワーク力も「腹落ち」する、してもらうための手段。

でも、感じただけでは「腹落ち」していないんですよね。
能動的に行動まで至ってはじめて「腹落ち」することになるのでしょう。
やはり行動なんだ。

感謝。

2008年8月11日 (月)

戦略を行動に移す

― 種戦略は、多くの人を巻き込み、実際のビジネス環境の変化と実行の中で新たに見つかった情報をフィードバックしながら頻繁に修正され、最終的に巨大な戦略プロジェクトとして完成する ―
(「あたらしい戦略の教科書」<酒井穣・著>より引用)

きっと、きっかけは些細なことなのかもしれません。あの人が言った何気ない一言、とか、たまたま目に入った広告の1フレーズとか。それらをいかにして汲み取っていくか。「戦略」とは、ビジネス上でいうと、「幸運」なことではないかと思います。「幸運」を得るためにはチャンスが必要です。チャンスってどこにあるんだろう。きっとボクの足元に初めから転がっていたり、あるいはころころと転がってきたり・・・。そういったチャンスをチャンスと思えるかどうか。だから、チャンスとは「いつでも」「そこに」あるものなんだと思います。
チャンスを拾い上げ、それをアイディアに変える。きっと大量のチャンスを拾い続けることで、やがてその中の数%がアイディアに発展していくのではないかと思うのです。まるで海がめのタマゴ。そのアイディアが「種戦略」となるのでしょう。
酒井氏はその種戦略を巨大な戦略プロジェクトに変化する法を我々に説いてくれているのだと思います。

巨大な、巨大ではなくても重要であろう自分の立てた戦略に、多くの人から関心を持ってもらい、かつその戦略を理解してもらわなければならないのですが、自分のアイディアを分かりやすく伝え、理解してもらうための方法の1つとして、「ストラテジック・プリンシプル(戦略方針)」について紹介されていました。

―戦略のエッセンスを「短くて覚えやすいフレーズ」にまとめて関係者の間で広く共有することで、戦略プロジェクトに関わる人から戦略に沿った行動を引き出す ―
(「あたらしい戦略の教科書」<酒井穣・著>より引用)

戦略のキャッチコピーが必要だというわけですね。それは考えもしなかったことです。ボクも仕事柄、現場レベルでの戦略についてやさまざまな企画書を書くのですが、時には長々と文章の羅列に終わってしまうこともしばしば。これから企画書を作る際には、この戦略のキャッチフレーズを考えて載せるようにしましょう。できるかどうか、乞うご期待。なんだか面白そうですね。戦略のキャッチコピーとは、その会社の経営方針そのもの。である場合も多いのではないでしょうか。

それにしても、いい戦略を考えることが目的ではなく、戦略に沿って行動する(あるいは行動してもらう)ことが目的であり重要だということに気づいているのに実践できないことが多いような気がします。どうしたら行動できるのでしょう。行動すること、変化を恐れる人を奮い立たせるにはどうしたらいいのでしょう。もしかしたら自分自身のことかもしれませんが。

― 「現状維持のほうが、戦略を実行するよりも危険であり、かつ変化の先にはまだ希望(もしくは利益)がある」  ―
(「あたらしい戦略の教科書」<酒井穣・著>より引用)

何だかドキッとさせられました。

感謝。




2008年8月 7日 (木)

地図

ボクは、地図を見るのがとても好きです。何故か分からないがとても落ち着くんですよね。安らぎ、癒し、そういう類に限りなく近いと思います。と同時にとてもワクワクしたりもします。

そういえばボクの両親がボクの小さい頃のことを思い出して今でも言うのは、畳の上に寝そべりながら地図ばかり見ていた子供だったそうです。教材にあった地図帳を飽きずにずっと見ていた子供だったそう。今でも、子どもの教科書の地図帳を見ていることもあるぐらい。

だからGoogle Mapも、Google Earthも好きだし、カーナビも例外ではありません。(余談ですが、Google Earthでは、ストリートビューというサービスが始まりました)また、ついこの前、新車に乗り換えたのですが、何もいらないからナビだけはつけさせてくれと、妻に再三説得に当たり、ようやくOPで付けられました。もちろん、地図の本も車には搭載してあるのですが。

でもどうしてこんなにも地図が好きなのだろうって思うんです。
その理由の1つには、今どこにいるのか確認することで安心できるからだということが挙げられるかもしれません。現在地はどこなのか。周りには何があるのか。この先には何が待ち構えているのか。そして今のボクはどうやってここまで来たのか。それらが分かることで妙に落ち着くわけです。また道順だけではなく、距離と時間も正確に把握したいし、実際に地図でそれらが大体の線で判断できたりしますよね。

何かの本で昔読んだような気がするのですが、常に現在地を確認するという習性は、太古の昔、狩猟に出た男がどこにどうやって行けば獲物を発見できるか、そしてそこから獲物を持ってどうやって家に帰るつくのかを判断するために持って生まれた本能だというのだけど、記憶が定かではないですね。

― 戦略とは― 「現在地」と「目的地」を結ぶルートのことである。 ―

― 優れた戦略を立てるためには、現在地の確認が鍵になる ―

(「あたらしい戦略の教科書」<酒井穣・著>より引用)

目的地という結果を求めるために、現在地という原因を探る必要があると思うのです。そのための必須アイテムが地図である、のだと。地図といっても色々あって、ポケット版?全国版?ナビ?何の地図を使うかによっても「戦略」というルートが変わってきますよね。もしかすると何種類かの地図を組み合わせることもあるかもしれません。どんな地図を何種類、しかもそれぞれの地図のどこを使うのかによって、ゴールの辿り着き方も変わってくる。その辿り着き方そのものが戦略ということなんでしょうか。地図はすなわち戦略を達成するための大事なツールでもあると。でもその地図が古かったりすると、無いはずのところに道が出来ていたり、一般道だったはずが高速道路になっていたりすることに気づかぬまま進むことになります。ルートを誤る危険性がある。だから地図も常に更新作業が必要になってきます。

― 仮に目的地にたどり着けないとしても、目的地と現在地とを結ぶための戦略を育て続けるという態度が、業績を向上させる ―

(「あたらしい戦略の教科書」<酒井穣・著>より引用)

最初にゴールと定めて、そこに向かっていったところが、実は定めたゴールはゴールではなく、途中だった。ということもあるのではないでしょうか。いや、そうではなく、ゴールにたどり着いたと同時に新しいゴールが発見できたというべきかもしれません。それがすなわち「戦略を育てる」ということになるのではないかと思います。諦めるわけではなく、ゴールにたどり着くために地図をにらみながら現在地と軌跡と行く先を確認しながら、目の前のことに愚直に取り組んでいるうちに、ゴールが見え始め、やがてたどり着く。そしてまたそこを基点として新しいゴールに向かって歩き出す。

または、ゴールと思って進んでいるうちに、違う地点の方にこそ意義があるということに気づき、ルートを、つまり戦略を変更してでも、今までのゴールに見切りをつけ、新たなゴールに向かう。

仕事ってそういうことなのかもしれませんね。

何にせよ、地図が大事ですね。ボクの地図は、最新情報に更新できているのか。地図はつまり、ボクが、今まで本を読んだり、人に聴いたり、体験したりしながら集め、捨て、分析しながら形成された情報ボックスです。地図も生もの。その地図があってこそ、生きた戦略が生まれるわけですね、きっと。

感謝。

2008年7月30日 (水)

成功とは自分を変えるということ

例えば、今こうして生きているのは、ボク自身がそう願った結果からなのだろうか。この場合の「生きている」というのは、息を吸ってはいて、という意味ではなく、40歳という年齢に達した今、こうして何回かの転職を経て、仕事をして、家庭を持ち、家のローンを抱え・・・という意味のことだ。ボクはこういう人生を歩もうと思っていたのだろうか。
自分自身でまだその答えが見つかったわけでも、納得しているわけでもないのだが、少なくとも、自分の今まで生きてきた過程が原因となり、今という結果が生まれているのかもしれない、ということを考えさせられる機会となったことは認める。
そういう思いを巡らされたきっかけとなった本が「原因と結果の法則(ジェームス・アレン著)」だ。オーディオブックで聴いたので、実際には音として記憶している。

― 「私達は考えた通りの人間である」、
「心の中の思いが私達を作っている」、
「『環境』は『思い』から生まれる」、―

―人間は環境を変えることには積極的だが、自分自身を変えることには消極的である。環境がなかなか変わらない理由はここにある。―

環境を変えなければ・・・。という言葉はあちらこちらでよく聴かれると思う。ところが環境を変えるのではなく、自分を変えるというのだ。「自分」=「原因」であり、「環境」=「結果」ということになる。なるほど、結果を変えようとしたって変わるわけはない。原因となる根本的問題を変えることで結果が変わる。つまり、自分を変える。

また、結果には成功と失敗の2種類がある。どちらに当てはまるのかは自分次第だ。失敗だと思うのであれば、次に成功するように努力することだ。つまり、自分を変えることだ。「原因と結果の法則」では、成功についてこうも言っている。

― 成功を願うのならば、それ相当の自己犠牲を払わなければならない。―

自己犠牲とは、現状の自分に満足するのではなく、今までの自分を変える、ということに他ならない。好きなことだけする、できることだけする、だけでは自分は変えられない。成功するとは今まで出来なかったことが出来るようになるということと同義だ。だから出来ないことを出来るように努力するという、自己犠牲が必要となる。

例えば、子どもを例にとると、どうしても2桁以上の掛け算が苦手だとする。その子どもはその苦手な2桁以上の掛け算を出来るようになりたいと思っている。ではどうするか。願うだけでは出来るようにはなれないことぐらいは子どもでも分かる。そこで、好きなDSをやる時間を減らし、計算ドリルを毎日欠かさずやる。1ヶ月それを継続するとする。やがてその子は2桁以上の計算が苦手ではなくなり、スイスイと計算ができるようになる。この好きなDSをやる時間を計算ドリルをする時間に充てるということがその子にとっての自己犠牲なのである。その自己犠牲の結果、成功が積み重なる。

― 成功する人=自分の人生に納得できる人 ―

そういえば、唐突だが、前回引用した書籍「ガルシアからの手紙」にも成功についてこう記されてあった。

― 賢い人とは、他人の失敗から学び取り、愚かな人は、自らの失敗からすら何も学ばない。 ―

また、数年前に読んだ「Letters To Me(アレックス・ロビラ著)」にも成功について、書かれていたことを思い出した。何かの引用だったのだろうか、とにかくボクはこの言葉を、今でも続けている日記帳の端に当時記してあったのだ。

― 「勝者とは、成功を伴侶とし、失敗を友人とできる者のことである」失敗から、人は力強い根を張る道を選ぶのでしょう。―

ボクは、「失敗してもいいんだ、友達になれる失敗なら」と変に気が楽になったことを思い出した。もちろん、それには自分を変えるという努力が必要とされるのだが。

感謝。

2008年7月22日 (火)

何とかする

「何とかする人」=ガルシアに手紙を届けられる人。
「ガルシアへの手紙(エルバート・ハバート著)」をオーディオブックで聴いてみて、一番印象に残った言葉がこの、「何とかする人」という言葉だった。

ガルシアとは、キューバをめぐって勃発したアメリカVSスペイン戦争の時の反スペイン軍のキューバの将校だ。当時のアメリカ大統領が早急にそのガルシアと連絡を取らねばならなかったのだが、郵便も届かないような山奥にそのガルシアはいたという。普通では連絡を取ることができない。しかし、絶対にガルシアと連絡を取り合い、協力してもらわねばならなかった。そこで呼び出されたのが、ローワンという男。
このローワンは命令を聞くや否や「分かりました」とだけ告げ、「つまらない質問」は一切せずにそこをすばやく立ち去り、途中命が危うくなりかけようとも、立ち上がり、見事ガルシアに大統領からの手紙を届けたのだ。
「つまらない質問」とは、「ガルシアはどこに?」とか「ガルシアはどんな人間?」とか「どうやったらガルシアに会えるのか?」などといった類の質問だ。
ローワンは何とかした。自分の力で何とかしたのだ。

何とかするその力こそがその人の持つ本当の力だと思った。つまり自助力だ。他人に頼らず、他人のせいにしないという意味だ。どんなに困難な仕事であっても、何とかする、何とかしようと最大限の努力をするのだ。そうい姿勢が人を呼ぶのだと思う。それが最初から人任せでは、人はそこには来ない。それは当事者意識が薄いということでもある。目の前のある事柄について、自分がすべきことにも関わらず、それでも当事者意識が薄いということは、その人の存在自体が薄い。
「何とかしてやろうじゃねえか」そういう気持ちを持ち続けたい。
一生懸命考え、一生懸命行動する。脳と身体に汗を掻くのだ。

つい先日担当したある有名人の講演会開催がまさしくそうだった。
時間は少ししかなかった。その少しの時間でゲストをブッキングし、告知プランを考え、実践し、集客しなければならない。また、講演会の内容自体も考えておかなければならなかった。誰と組むかもだ。その時ボクが思ったことがこの「何とかしてやろうじゃねえか」だった。一日の時間の中で少しでも時間が空けば、近隣の店や会社に炎天下の中、自転車でチラシとポスターを配りにも行った。考えて作って準備する。もちろん一人でできるわけではない。協力者もいた。やはり汗を掻いている姿を見てくれたのだと思う。逆の立場だったら、ボクもきっと汗を掻いている人に協力することを厭わないだろう。
この講演会を聴いてくれたお客様から「よかったよ。」といってくれただけで、この仕事を引き受けてよかったと思った。
それで失敗したら反省すればよい。命ある限り反省できる。

「何とかなる」は傍観者、人任せで人や世間のせいにする者。
「何とかする」はガルシアに手紙を届けられる者、つまり世の中から必要とされる者のことを言うのだと思う。

感謝。



2008年7月10日 (木)

行動

「史上最高のセミナー」をオーディオブックで聴いた。FeBeでの本の紹介にもあったように、セミナーというからには読むよりも聴く方が相応しいということは本当だった。この「史上最高のセミナー」の著者である、マイク・リットマン(共著者:ジェイソン・オーマン)は、アメリカの自己啓発ラジオ番組のパーソナリティ。本書ではこの番組にゲストとして招かれた9人の偉大なる成功者たちのサクセスストーリーが、番組内でマイクとの軽快なトーク形式で語られたままに、収められている。
数ある名言の中で、今のボクにピタッときたものの1つは、1-800-flowers.comの創業者、ジム・マッキャン氏の言葉でもある、
「思考プロセスを支配しているのは自分自身。行動するかしないかは全て自分自身の責任なんだよ」
行動は思考から生まれる、と思う。どう考えたかによって、次の一手が決まる。いくつかの選択肢があるならば、どれをどういう経緯で選んだかという思考プロセスによって、行動が決まる。それは、成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。でも、成功するためにとった行動であるならば、それは成功するのではないか。成功するか、失敗するか分からないような行動であるならば、最初からその行動は選ぶべきではない。成功するために、どう行動するのかという思考プロセスが大事なのだ、とボクはジム・マッキャン氏から学んだ。

また、「行動」という観点からは、チョコチップクッキーの会社「フェイマス・エイモス」を立ち上げたウォリー・“フェイマス”・エイモス氏は、
「初めからでも終わりからでも途中からでもいいから、行動を起こすんだ」
と説いている。
ただし、
「自分のアイディアに情熱を持ち、愛する」
ことが必要であり、その信念に基づいた行動であるべきだという。
行動さえすればよいということではないのだ。

そして、世界的大ベストセラー「こころのチキンスープ」の著者・ジャック・キャンフィールド氏(共著者:マーク・ビクターハンセン)は、
「世の中は考えにではなく、行動に報いる」
と説く。
何のための行動なのか?それは自分自身がどうなりたいのかという目標を実現させるための行動である。成功するための行動。

アメリカの偉大なるカリスマメンター、ジム・ローン氏はこう語る。
「何を手に入れたかではなく、どんな人間になれたか」
「億万長者になることを目標にするのは、そうなることによって自分自身がどうなるのかということが大事だからだ」

何を持っているかではなく、それを持っている自分自身がどんな人間なのか。だから、手に入れることが目標ではなく、それは自分自身がどうなるのかという実現のための手段であるということだ。

同じ意味のことを、前述のマーク・ビクターハンセン氏も言う。
「どれだけ大きなパイを取るのかではなく、どれだけ大きなパイを作ることができるか、だ」
手に入れることではなく、作り出すことこそが自己実現。
その方がスケールも大きいし、夢がある。

共通して言えるのは、自分自身がどうなりたいのかを明確にすべきだ、ということとその思いの度合がケタ違いに大きいということだ。そしてとことん考え、成功するための方法を見つけ出す。だから行動に起こせるのだ。

どうなりたいのかという目標とその道筋、プロセスのドラマ化「自分劇場」
監督:自分、脚本:自分、主演:自分。

感謝。

2008年7月 7日 (月)

思考と脳に関するアレコレ 「フレームワーク」と「2×2」

― フレームワークとは、現実を観察する方法を構成する仮定、概念、慣行の集まり ―
― 何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、考えやすくするもの、覚えやすくするものがフレームワークという考え方です。 ―

― フレームワークをたくさん持つということは、頭の中でさまざまな情報を処理し、判断し、意思決定を行う際に、その場に応じて最適な道具を使えるということです。 ―
(『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)より引用)

本書にはフレームワークがいくつも紹介されている。知っているものがいくつかあった。「マーケティングの4P」や「戦略の3C」、「PDCAサイクル」などなど、おなじみのものがけっこうある。こういうものがフレームワークというものだったのか。5W1Hまでもがフレームワークにある。フレームワークとは知らずに使っていた。


つまりフレームワークとは言葉、考え方の公式みたいなもので、これらを数多くマスターすることが、頭の引き出しを多く持つということになっていくのだろう。引き出しは3段より5段、8段、ワードローブ並みにあった方がいい。フレームワークを多く持ち合わせていると、自分自身の考えや行動のふり幅が広がる。

また、本書ではビジネス思考力を高めるための力として、「論理思考力」を挙げていた。
論理思考力を身につけるための基本として、MECE(もれなく、だぶりなく)に分類するクセをつけるとある。
そういえば初めてMECEという言葉に出会った時、何度か仕事でやってみた。最初の何回かは、とても歪な形になってしまった。ダブリがたくさん出た。モレだらけだったと思う。何度かやっているうちに、これはプレゼンのシナリオを作るためのものだと気づいた。(遅い!)だから、導入したいと思っている顧客管理システムについてや初めて出稿する媒体やら、映像の制作物やら、経営陣を説得するためのシナリオとしてこのMECEをいくどとなく活用した。成功したこともあったが、正直あまり上手くいかないなーと思っていた。

― 2×2のマトリクスから、MECEをつくる ―
― 最低限、2×2に整理する、あるいは既存のMECEな切り口を使って整理する ―

(『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)より引用)

それなら明日からでも出来そうだ。慣れもしないうち、はじめからMECEでいこうとしていたから、MECEを作ることが目的みたいになっているような気さえして、しばらく遠ざかってしまっていたけど、この2×2なら、そんなに時間もかからない。

もちろん自分自身で理解するための思考方法であることには違いないが、それだけでは不足だ。僕らはビジネスパーソンだから、相手とコミュニケーションをとらなければならない。相手とコミュニケーションをとるということは相手に自分を、自分の考え方を理解してもらわなければならない。また相手を理解することに努めなければならない。そのための思考力であり、その思考の過程、思考プロセスが大事なのだと思う。

ある課題について、『ザ・ゴール2 思考プロセス』にあった、UDE=好ましくない結果を列挙し、この2×2に分けられたら、どうだろう。さらに思考が進むかもしれない。つまり、あるUDEは、この2×2のマトリクスの中では、このマスに位置する事柄だと分かるだけでも、整理しやすくなるかもしれない。

最近、忙しいと嘆いていないで、そういう時こそ頭を整理すべきなのだ。そう、ボクのことだ。ボクの忙しさなど大したことはない。もっと、考えよう。仕事で疲れないようにするには、まず考えることだと思う。

感謝。

 

2008年7月 2日 (水)

思考と脳に関するアレコレ

ここ1ヶ月ばかり、思考と脳に関する知識について知ることに僕自身とても結びついているようだ。偶然でもあるような気がするし、自ら求めたことでもあるような気もする。
スタートは、『ザ・ゴール2 思考プロセス』(エリヤフ・ゴールドラット著/三本木 亮 訳)で思考プロセスを知ることから始まり、『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)でさらに思考について分かりやすく噛み砕いた。さらにFebeのオーディオブックで、『ブレインハックス―人生を3倍楽しむ脳科学』(佐々木正吾 著)をダウンロードし脳の特性や働きを垣間見ることができ、今日受講したある企業セミナーでは、脳の構造化により思考パターン、行動パターンが出来上がるということを知った。
たとえば、「ザ・ゴール2」ではこういう思考プロセスがあるということを本書から知った。

― <前提条件ツリー>(Preerequisite Tree) 
思考プロセスの「どのように変えればよいか(How to cause the change?)を考えるための手法で、目標を達成する過程で発生する障害(前提条件)とそれを克服する中間目標を展開する。 野心的な目標を達成しようというのに、なぜ障害を列挙することから始めるのか。逆効果と思われるかもしれない。 目標が大きい場合、自然と最終目標に達するための中間的な目標が生まれてくる。~列挙した障害1つ1つについて中間目標を設定すればよい。中間目標がすべて出揃ったところで、今度はこれを計画に変える作業に入った。
同時平行して達成できる中間目標はどれとどれか、きちんと順に並べて達成しないといけない中間目標はどれか、見極めなければいけなかった。―
(『ザ・ゴール2 思考プロセス』(エリヤフ・ゴールドラット著/三本木 亮 訳)解説及び本文より引用)

あくまでも目標があることが大原則だ。その目標を邪魔する障害を列挙→その1つ1つの障害をクリアするための中間目標をそれぞれ設定→中間目標を実現可能な計画に変えていく、といった思考プロセスを踏む。この前提条件ツリーを実践するためには、その前に基本的な思考プロセスを踏まなければならない。

肝心の目標を設定するためには、<現状問題構造ツリー>で現状の問題点(好ましくない結果=UDE:Undesirable Effects)を列挙し、因果関係を見つけ、根本的問題を発見する必要がある。その根本的問題を解決することこそが目標だ。

そして、次のステップとしては、<雲:対立解消図>によって、その根本的問題の原因となっている矛盾や対立(コンフリクト)を解消する。

さらに、矛盾やコンフリクトを解消したらどうなるかを<未来問題構造ツリー>を使って検証する。

その際に、新たに発生するマイナス面の問題<ネガティブ・ブランチ>が浮き彫りになる。

しかし、そのネガティブ・ブランチを解消する方法として、<前提条件ツリー>で1つ1つ中間目標を設定していく。要は「つぶしていく」という感覚だと思う。

そしていよいよ最終局面として、<移行ツリー>で中間目標をクリアしていくための行動を示す。ただし、これらの中間目標や行動は、時系列に順序立てていく必要があるという。

また、思考方法についてということであれば、アマゾンで購入した“勝間本”の新刊、『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)でも、さまざまな思考力について述べられている。本書では、フレームワークについてこう位置づける。

― フレームワークとは、現実を観察する方法を構成する仮定、概念、慣行の集まり ―

― 何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、考えやすくするもの、覚えやすくするものがフレームワークという考え方です。 ―

(『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』(勝間和代 著)より引用)

これらフレームワークに関することは、先の『ザ・ゴール2 思考プロセス』にも通じることであろう。『フレームワーク力』でも、「ビジネス思考力で大事なことは、結論ではなく、プロセスだ」と述べられている。

ボクの思考と脳の小旅行はまだ始まったばかりだ。

感謝。

(続く)

2008年6月26日 (木)

下調べの楽しさ

今から13年前の夏だったと思う。当時離婚して計らずも独り身になったボクは、どうせなら独りでしかできないことをやろうと企んでいた。それがクルマに寝袋とキャンプ道具一切を詰め込んである場所(ある地域といった方がいいかもしれない)に行くことだった。ある場所・地域とは、東北地方のことだった。

ボクの一番好きな作家に高橋克彦氏がいて、高橋氏は盛岡出身。当時から東北地方を舞台にした小説をたくさん執筆されていて、ボクはそれらを何回も何回も読み耽っては、東北地方の行ったことのない色々な場所に思いを馳せていたのだ。中でも一番影響を受けたのは、NHK大河ドラマにもなった「炎立つ」や「竜の棺」だった。

大湯のストーンサークルを筆頭に、黒又山、十和利山、キリストの墓、亀ヶ岡遺跡、十三湖、福島城址、唐川城址、日吉神社、荒磯崎神社、三角山、竜飛崎、義経寺、中尊寺金色堂、毛越寺、衣川、達谷窟・・・(日本中央の碑には行けなかった・・・)。東北地方を舞台にした、古代から約1000年前の奥州藤原氏が滅びるまでのロマンをどうしても追い求めたいという衝動を抑えきれず、とうとう独り身で旅に出た。

ここでボクのその時の旅の思い出を津々浦々と書き連ねたいところだが、主旨から外れてしまうので、別の機会に委ねるとしよう(そういう機会があったらだが。それはそうと当時にもブログというものがあったならば、ボクは絶対書いていただろう)

行きたいと思ってから実際に行くまでの間にとったボクの行動は、まさしく「下調べ」だった。仕事から独り暮らすマンションに帰ると、夕食も食べずに(本当に食べていなかったため、血圧はドンっと下がり、病気になりかけた)買い漁った東北に関する歴史や地理や文化などの本を読んでは、重要な部分を父親から譲ってもらった東芝のワープロでパチパチと打ってはジジジジーーーと出力し(当時はインターネットはおろか、パソコンは無かった。少なくともボクの身の回りでは)、旅に出るための資料作りに没頭していた。その期間約半年ぐらいか。

それはそれは楽しいひと時だった。知らなかったことを知るという喜び。準備の中で発見したという驚き。だれからも制約を受けずにただひたすら自分のためだけにある満足感。何せ旅人はボク独りだ。この自分という孤独な旅人を満足させるのは自分自身なのだ。手は抜けない。綿密に計画を練り上げた。仕事以上に完璧な計画。当然ナビなど無いから地図を穴が開くほど見続け、ルートもほとんど暗記してしまった。(最初から東北自動車道ではなく、国道4号線をひたすら北上するルートに決めていた)だから、

― 旅行やデートなどの下調べ、下準備は、自分の楽しみのために、自分一人のためだけにするべきであって、それは本物の旅よりも楽しい。― (ブレインハックス―人生を3倍楽しむ脳科学(佐々木正吾 著)より引用)※オーディオブックより

という著者のいうことは、ボクにとっては何の疑いも無く正しい。脳は、そういう純粋な気持ちから起した下準備や下調べの間中、真実を求め、周辺情報を求め続けるらしいのだ。その「東北歴史ロマン紀行」の下準備下調べの時のボクの脳は、そういう状態だったに違いない。

― 脳は、予測と修正を好む ―(ブレインハックス―人生を3倍楽しむ脳科学(佐々木正吾 著)より引用)※オーディオブックより

本当の旅も、独りだが、気ままに・・・、ということではなく、事前にきっちりと練り上げた行程にもとづき、行動した。現場を踏み、実際の目で見て、「来たんだ」という感慨深い思いを得ると同時に、予め調べていたことで、「きっとこういうところだろう」と予測したことと違った場合は修正するということもあったと思う。ブレインハックスでは、思い出は二人で共有するためのものと言うが、残念ながら当時のボクには、思い出を共有する相手は存在しなかった・・・。

それはともかく、このようなナチュラルハイ状態を仕事の場面でどう作り出すことが出来るのか?それがボクのテーマである。そのためのひとつの手法として、このブログもあると思って、書いている。

感謝。

2008年6月22日 (日)

「何を」、「何に」変えるのか

前回に続いて、内容が重複するかもしれないが、もう一度思考プロセスについて考えていきたい。

仮に「根本的な問題」が見つかったとして、その根本的な問題をどういう手段を用いて、どういう変化をもたらしていくのかを考えるのが次のステップだと、「ザ・ゴール2 思考プロセス」 (エリヤフ・ゴールドラット・著)では教えてくれている。
つまり、「現状問題構造ツリー」で「何を」変えればよいかを見つけ出し→「対立解消図」で「何に」変えればよいかを考えるのである。

「現状問題構造ツリー」:問題解決にあたり、「何を変えれば最大の結果が得られるか」を明確にするための手法。
1.現状の問題点(好ましくない結果:Undesirable Effects=UDE)を列挙
2.UDEの因果関係を見つける
3.変えるべき根本的問題を見つけ出す

「対立解消図」=「雲」:現状問題構造ツリーで浮き彫りになった根本的問題の原因となっている矛盾や対立(コンフリクト)を解消するための手法。

(「It's Not Luck ザ・ゴール2 思考プロセス」 エリヤフ・ゴールドラット・著 三本木 亮・訳より引用)

この「ザ・ゴール2 思考プロセス」の中で、いくつもの思考プロセスが紹介されているが、この「現状問題構造ツリー」と「対立解消図=雲」の流れが、最も基本的な思考プロセスであると思われる。この流れを踏んでいかなければ、別の、例えば、「未来問題構造ツリー」や「前提条件ツリー」には行けないのである。

そのためには、現状をよく把握することから始める事が何よりの第一歩であるということは言うまでもないだろう。ここに一番時間をかけるべきかもとさえ思う。現状をよく把握するための第一歩は、好ましくない結果=UDEを列挙することだ。ザ・ゴール2の中では、アレックスが副社長を務めるグループ企業の現状の問題点=UDEを15項目挙げていたことから、最低でも10~15の問題点を列挙すべきだろう。その後、現状問題構造ツリーで関連付けていく過程で、新たなUDEも追加されていくことになる。

自分自身、この思考プロセスを実践するまでには至っていないが、活用していく価値は十分にあると思う。ビジネスにおいては、一人でじっくりとUDEを列挙しツリーを構築し、雲を解消していくこともいい。さらに時間があれば、部署内での会議でもこの過程をそっくり取り入れることもいいのではないかと思う。UDEを列挙するだけでも何時間かかかるかもしれない。あるいは、きっと既に取り入れている企業もあるはずだと思うが、研修合宿という形で、グループで討議していくという手段も有効だと思う。研修が研修で終わることなく、その企業の新たな取り組み=ビジネスモデルになり得ることをい前提にだ。

何を変えていくのか。
何に変えていくのか。
そして、どうやって変えるのか。
ビジネスの基本。

感謝。

 

«根本的な問題

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